2009年2月8日日曜日

最近読んだ本

先週の上京した際、移動時間を使って久しぶりに普通の本を読む。


まずハックスリーの「すばらしき新世界」

新興宗教の本みたいなタイトルだけど、中身は全く違う。科学が発展し続け、社会は究極的にどのようになるかを描いた風刺小説。20世紀前半の作品とは思えないほど先進的で、色あせていない。
第一次大戦によってはじめて科学の負の側面をもたらしたことがきっかけになっているらしい。第二次大戦や原爆が現れる前にこの作品ができたことは驚異です。


東野圭吾 容疑者Xの献身

「秘密」に続いて、報われない男の愛情、哀情。読んだあと、どっしりと重いものが腹の下に残る。いい小説です。


太宰治 人間失格

予想してたよりインパクトが薄かった。かなりの変態であることはわかったけど、芥川の自殺直前の作品のほうがインパクトが強く、本当にいかれてると思う。
まー何ていうか、自分の素を出さずにこれまで生きてきたみたいなことを書いてるけど、自分のことばっかり考えてナルシストの傾向が強いだけかな、と思ってしまう。なので人物描写が本当かどうかわからなかった。


竹内薫 「場」とは何だろう

素粒子をやる人間が、今頃こんなのを読んでは駄目なのかもしれない。。
さくっと読めておもしろかった。本題ではないけど、電磁場の量子化のアナロジーによる第二量子化の説明はわかりやすかった。あとスケール変換の話はネタがいっぱい。


いま読んでるのは

オーウェル Animal farm

原書で挑戦中。洋書って物理以外の本は読破したことがないので、読みきって次につなげたい。


物理関連

佐藤勝彦 相対性理論

一般相対論、いい本だ。ただ中盤から手抜き?、間違いが多い。最小限にまとまっていて2月中に終わりそう。アインシュタイン方程式を導いて、いまはシュヴァルツシュルト解。


佐藤さん 群と物理

こいつは昨年から取り組んでいる、曲者。なんとか2月中に終わらせたい。やっとユニタリー群。

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